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【夏休み企画】傍聴のポイント

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    こんにちは、弁護士栗田です。

     

    暑い。

     

    一日、一回は必ず発する合い言葉です。

     

    暑い。

     

    私は、基本的に建物から車、車から建物という移動しかしていないので、外周りや公共交通機関で通勤・通学をしている人に比べ、太陽の日差しにさらされていませんが、それでも暑い。

     

    こんな暑いさなか、多くの学生さんが裁判所にお越しです。

     

    夏休み名物の傍聴体験に来ているようです。

     

    裁判所で傍聴できることは知っていても、何を見たら良いのか、どうやって見たら良いのか?ってなかなかわかりませんよね。

    そこで、夏休み限定企画として、傍聴のポイントをちょっと書いてみようと思います。

    夏休みの宿題の参考になれば幸いです。(このブログを学生が見ているとは思えないが・・・)

     

    1 まず、どこの裁判所に行くべき?

      本庁に行くべき?支部に行くべきか問題。

      自分の住んでいる地域の裁判所に行ってみる、つまり、支部に行くと言うのも一つの選択肢だと思います。

      メリットとしては、近い。交通費が浮く。法廷が小さいからより近くに見れる。と言ったところでしょうか。

      デメリットとしては、裁判の数が少ないので、いった日に何もやっていない可能性がある。

      最悪、知り合いの人の裁判を発見してしまう・・・・ってこともあるかもしれない(可能性としてはかなり低いと思いますが)

      

      と言うわけで、二度手間を避けるために、裁判数が多い、本庁の裁判所に行くのがいいでしょう。

      愛知県だと、丸の内にある名古屋地方裁判所へ行きましょう。

     

    2 傍聴するのは民事事件?刑事事件?

      民事事件は、慰謝料請求(お金払えや!)、貸金返還請求(お金返せや!)、建物明渡請求(出てけや!)とか、そういう個人や会社同士の争いを解決するための事件です。

      刑事事件は、窃盗罪、傷害罪、住居侵入罪等の刑事上の犯罪を犯した人を裁く、有罪なのか無罪なのか、有罪ならどういった処罰にすべきか、をやりとりする事件です。

     

      おそらく、傍聴に来る皆さんは、言ってることがわかる、わからないは置いといて、何かやりとりしている様子を見たいと思うので、傍聴としておすすめは刑事事件です。

     

    3 どうやったら民事事件か刑事事件の裁判かわかるのか?

      名古屋地方裁判所であれば、1階にその日の開廷表のファイルが置いてあります。確か、刑事事件のファイルだけだと思いますので、そのファイルを見て、傍聴する事件を選びましょう。

      地方裁判所の事件を選びましょう。

      高等裁判所の事件をチョイスしてはいけません。

     

    4 たくさんある事件から見るべき事件を選ぶ基準は?

      ,泙此∈枷修鯔議阿垢襪覆藝能蕕ら傍聴した方がいいと思うので、すでに開始時間が過ぎている事件より、これから始まる事件を選びましょう。途中で法廷に入るのも勇気がいると思うので、開始時間が来ていない事件を選びましょう。

      △修靴董◆崑1回公判」と書かれている事件を選びましょう。

      「第1回公判」と書かれたものであれば、その事件の裁判の最初から見ることができます。

      「起訴状」の朗読がされるので、よーく聞いていると目の前にいる被告人が何をして裁判にかけられているのかわかります。

      2榛瓩鯔議阿垢戮か?

       罪名を読んで、想像できる事件が良いと思います。

       窃盗=万引きかな?とか。傷害罪=殴ったのかな?とかなんとなく、自分の身近に感じられる事件がわかりやすいと思います。

     

    5 刑事事件の傍聴のポイント

      刑事事件の傍聴での関心は、おそらく、被告人質問(検察官から被告人へ質問する場面と弁護人から被告人へ質問する場面があります。)だと思うので、そこを注意して聞きましょう。被告人質問では被告人の言い分や、なんで被告人がその犯罪をしてしまったのかとか、被告人がどう反省しているのか、今後はどうやって生活していこうと思っているのか、などが聞き取れると思います。

        検察官が聞く質問と弁護人が聞く質問がどう違うかも注意して聞くと面白いかもしれません。

     

    6 いや、そうは言っても、私は民事事件を見たいんじゃ!という方

      どうしても民事事件が見たいと言う方は、それでも良いと思います。

      え?え?それだけ?もう終わり?何事が起きたの?日程決めただけじゃん、意味不明。ってことが起きているということを知るのも重要です。

      ほとんどがそんな風に終わってしまうと思いますが、やりとりをどうしても見たいなら以下の事件を探しましょう。

       )椰輿幣

       ⊂攷与厂

      )椰輿幣戮蓮△匹舛蕕又は双方が代理人弁護士を立てずに裁判をやっている裁判です。

       この場合は、裁判官が本人たちに理解を促すために、丁寧に説明したり、質問したりするので、弁護士が付いている事件よりやりとりが多いと思います。

       本人訴訟かどうかは、開廷表で確認しましょう。

       法廷の前にその日の裁判の開廷表が張り出されています。

       そこに、入力落ちが無い限り、代理人が付いている場合は代理人の名前が書いてあります。

       代理人の名前が書いていない場合は、本人訴訟だと思ってもらって大丈夫です。

       見つけたら、ラッキー!と思って傍聴してみましょう。

       そうはいっても、刑事事件よりわかりにくいことは否めません。

     

      ⊂攷与厂笋蓮∋件の争点が整理され、証拠調べとして尋問が行われる回になります。

       テレビドラマとかで目にするやりとりが見れると思います。

       ただ、何が争点なのか、どんな発言を引き出したいのかは傍聴しててもわからないので、退屈だと思います。

       ヒートアップしていく当事者を見られるかもしれませんが・・・。

     

     7 おまけ

      ラッキーな場合は、裁判が終わった後に、傍聴席にいる学生に裁判官が話しかけてくれることがあります。

      私が岐阜で司法修習生をしていたとき、次の事件が詰まっていなかったので被告人が退廷したあとに、裁判官が傍聴席まで近づいて、傍聴していた学生に、何か質問があったら答えますよ、とおっしゃたことがありました。

      名古屋の本庁だとなかなか無いかもしれませんが、運が良ければあるかもしれません。

      思い切って裁判が終わった検察官や弁護人に話しかけるというチャレンジをしても良いかもしれませんが、余り期待しない方が良いでしょう。私だったら、答えられる範囲で答えてあげますけどね(ほんとか?!。

     

     夏休みもあと一ヶ月ですね。

     お盆を過ぎれば、あっという間に9月です。

     宿題は早め早めにやりましょう!

     

     栗田法律事務所は、お盆期間中も営業しておりますが、27日から一週間はお休みです。

     ご依頼を考えている方はお早めにご予約ください。



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