民事

20年前の贈与契約が履行されるの巻 その1。

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     皆様、こんばんは。弁護士の栗田です。
     今月は熊本を含め九州地方で大変大きな地震がありました。
     被害に遭われた皆様にはお見舞い申し上げます。
      
     栗田法律事務所では、陰ながら熊本を応援しております。
     応援の証にくまモンを作成致しました。
    (また羊毛フェルトか(笑)!)
     
     
    「これまで作った作品を売りに出して寄付しようかな〜(チャリティーオークションのイメージ)」と家でつぶやいたところ、「買う人なんていない」と冷たい言葉を浴びせられましたので、その方法は辞め、普通に募金させて頂きましたm(_ _)m
     
     さて、突然ですが、皆さん贈与契約ってご存じですか?
     
     そうです、物を無料(タダ)で人にあげることですね。

     民法549条「贈与は、当事者の一方が自己の財産を無償で相手方に与える意思を表示し、相手方が受諾することによって、その効力が生ずる。」
     例えば・・・・
      A子「私の作ったこの可愛い羊毛フェルトの犬のお人形、タダであげるわ〜」
         (無償で相手に与える意思表示)
      B子「え、いいの〜ありがとう。」(受諾)
     
     これで、贈与成立〜。となります。口約束だけで成立です。

     では、うっかりあげるなんて言っちゃって、「あ〜、やっぱりあの犬結構うまくできてたし、あげるの辞めたいわ〜」と思っても取り消せないのか?

     民法550条「書面によらない贈与は、各当事者が撤回することができる。ただし、履行の終わった部分については、この限りでない。」
      とあるので、「書面」でお約束していない限り、まだ渡していなければ撤回できます。
      すでに渡した後の「やっぱ返してよ」はできないんですね、「履行が終わった」にあたるので。

      ここに「各当事者が撤回できる」とあるので、

     B子も「なんか断るの悪いから貰うって言っちゃったけど、やっぱいらないかも・・・」
      って思っている場合は、「やっぱりいらな〜い」って言っても良いっていうことですね。
      貰った後に「やっぱ、いらないわ、返す」は言えません。
      ま、そういう場合は捨てられてしまうんでしょうね(悲)。
     
     さて、なんでこんな話しをするかと言いますと、先日、約20年前にした友人との贈与契約の履行が実現したのです。
     約20年前、私がまだ高校を卒業した頃だったか(やばい、年齢がばれる。)同級生のM子からある物の贈与の意思表示を受け、私はこれを受諾したのです。
     しかし、月日が経っても物が届きませんでした。
     そう、契約が履行されなかったのです。
     私は、M子も忙しいんだろう。
     ま、いいやと思い受験勉強に励んでいました(浪人したことがばれるw。)
     
     そして、先月、突然M子からあのときの贈与契約を履行したいと連絡があったのです!

     おーーー!
     あの約束!覚えてくれていたか!
    何を貰ったかは次回につづく


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