離婚

離婚について6(財産分与1)

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    お久しぶりです。もうすっかり春を通り越して夏ですね。
    暑くてすでに事務所のクーラーを入れてますが、裁判所は暑い・・・。

    さて、突然ですが、みなさんは賃貸派ですか?持ち家派ですか?
    「賃貸がお得か持ち家がお得か論争」は良くネットや雑誌で取り上げられて
    ますよね。主に「お金」の使い方の問題として取り上げられています。

    この問題を「離婚」という視点からちょっと考えてみましょう。

    ★賃貸に住んでいる夫婦が離婚する場合
      →どちらも出て行く
       解約して終わり。
       強いて言うなら、敷金が返還されるのでそれを折半するかどうかって
       いう問題があるぐらい。
     
      →一方が住み続ける
       契約者ではない方が住むなら契約者変更の手続き。
       去る一方が残る一方に対して敷金の半分くれよというか言わないかの
       問題があるぐらい。


    ★持ち家に住んでいる夫婦が離婚する場合

    ☆住宅ローンが残っていない場合
      →家を売ってしまう場合
       取得額を分与すればよい。
      →一方が家に住み続ける
       ・時価をもとにし、他の財産も含め総財産を折半。
        家に住み続ける方が、家を取得する結果総財産の半分以上を取得する
        場合はいくらか一方に財産を渡す必要がでてくる
    ☆住宅ローンはあるけど、家の価値の方が高い場合
     (但し、あまり無い事例)
      基本的にはローンがないケースと同じ

    ☆住宅ローンがたっぷり残っている場合(ほとんどの事案がこのケース)
     ローンの残高が当該不動産の時価を上回るオーバーローンの場合
     住宅ローン問題大発生。

      →ローンが夫の単独債務、所有権登記も夫に持分が全部ある
         ・一方が住むにしても売るにしても
          離婚時点で残るローンは妻に負担させることが出来るのか?!

         ・妻が住み続ける場合
          ローンをパートの妻名義に切り替えることが出来るか?
      
      →ローンの主債務は夫だが、妻が連帯債務者・連帯保証人になっている
       または、夫と妻が連帯債務
       所有権登記も夫と妻の共有・・・。
         ・妻は連帯債務者・連帯保証人の責任から逃れられるか?!
         ・住み続ける一方がのローンの支払いが滞ったらどうなる?
                                etc・・・・

     というわけで、持ち家でオーバーローン事案の離婚は非常に困難な事例となる
     ケースが多いです。
     上記の疑問点については、結論から言う「出来ない」という回答になるケース
     がほとんどです。
     ごく稀に、ネット上で借金も折半になる、妻が残ったローンの半分を負担する
     等書いているものを見かけますが、残念ながらそうはなりません。
     
     裁判官の書いた論文(例えば必読論文として判例タイムズNO1269、家裁
     月報62巻3号)を読んでも判決で妻に債務負担を命じた判決は極めて特殊な
     事案しか出て来ません。
     
     判決までいってしまう厳しい事案の場合は、(主に夫にとって)結果も厳しい
     よということになります。(話合いでは別の結論もあり得ます。)
     
     というわけで、離婚することを前提とするなら、
     
                 絶対「賃貸!」

     ということになりますね・・・。
     
     とは言うものの、多くの夫婦は、まさか将来離婚すると思わずにあこがれのマ
     イホームを手に入れる訳なので、この問題は無くならないでしょうね。
      
              離婚のご相談は、栗田法律事務所まで☆
     
     
      


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