刑事弁護

今年を振り返る その1

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    みなさん、いよいよ平成24年もあと数日ですね。

    栗田法律事務所は平成24年1月5日に開所しましたので、もうすぐお陰様で1年です。
    あっという間の1年だったとも思うのですが、振り返ってみると、色々なことがありました。

    特に、平成24年を振り返るのに欠かせないのが、「刑事事件」です。

    いつも家事事件のことばかり書いているので、こいつは家事専門弁護士じゃないか?
    と思われるのですが、いやいや、ばりばり刑事事件やってます。

    刑事事件の弁護人は、弁護士にしか出来ない仕事です。
    地方で弁護士をやっていれば、避けては通れません。

    国選事件が主ですが、私選事件で受任することも多いです。

    国選だと手抜きだとか、あまり接見に来てくれない等言われることもありますが、
    少なくとも私は一切手抜きをしません。
    国選は報酬も少ないので、経営者としては、間違っているのかもしれませんが、私は経営者である前に、弁護士であるので、どうしても適当に出来ないのです。

    間違っていることや、おかしいと思うことをきちっと堂々と主張できるのがこの仕事の良いところですので、なーなーに権力に従うことはしませんし、どうせ無理だとやる前から諦めることもしません。

    もちろん、主張しても裁判所にわかってもらえないことはあります。
    そういうときは、非常にむなしくなりますし、自分の力不足が嫌になることも多々あります。

    今年もそんなことが多々ありました(涙。

    しかし、時には報われることもあります。

    今年は、否認事件で第一回公判前に保釈請求をしたところ、
    保釈が認められたのです☆

    否認事件での保釈請求は、極めて認められにくいのです。
    検察官から怒りの即日準抗告(不服申立)がなされましたが、それも棄却され、
    身柄を解放させてあげることが出来ました。

    「身柄を一日も早く解放する」ことは、弁護人の使命でもあるのですが、いかんせん、日本の司法は「人質司法」と言われるように、いとも簡単に逮捕・勾留を認め、そして保釈を認めず、裁判が終わるまで勾留し続けるのです。ひどい話です。

    こんな現状にさせているのは弁護士にも責任があると思っています。

    つまり、弁護士がやる前から諦めているからです。どうせ、無理だしと。
    認められないことが続くと、次第にやらなくなるんですよね。
    主張が認められないことほど辛いことはありませんから。
    ぐったりします。むなしくなります。

    正直、私も否認事件の被告人に保釈請求して欲しいと言われたとき、
    「全力は尽くすけど、期待はしないでね。」
    と言いました。

    それが、まさかの結果となりました。
    やってみなきゃわかんないじゃん!とまさに自分自身で体感しました。

    やる前から諦めちゃ駄目だと感じた、今年あった一番嬉しかった出来事でした♪